F-FACE ブルーライン アウタスキンの塗装

えー、f-faceさんのブルーラインのアウタスキンの塗装について説明します。
ブルーラインとは何かについてはコチラをご覧ください



ブルーラインにセットされている「服」のアウタスキンは軟質素材で出来ていまして、
塗装するのにチョット躊躇しますが、ご覧のように塗装可能です。
以前私のサイトの画像掲示板(現在閉鎖中)にアウタスキンをVカラーで塗装した画像を
投稿してくれた人がおりまして、それをヒントに挑戦してみました。

パール塗装したかったのですが以前、軟質素材にVカラーのシルバーで塗装した所


このように塗る事はできるのですが曲げたりするとひび割れてしまう。
「さて、どうした物か……」と少し考えてこのような方法を考えました。

↑とまあ、こういう具合にVカラーのクリアー層でサンドしてパール層を保護してみようと
思って塗ってみたところ上手く行きました。
私が塗装したものは塗ってから1年以上経ってますが特にひび割れたりせず
アウタスキンも柔軟性を保ったままなので、皆さんにお勧めしても大丈夫でしょう多分。
↓ちなみに一年数ヶ月後の様子です

かなり曲げてもひび割れたりしませんでした。

使用するのはイリサワのVカラーのクリアーと

↑こちら同じくイリサワの「CCパール PCブルー」です。
これをVカラーのクリアーに混ぜるのですが、


混ぜる前にパール粉にシンナーを含ませて置くとダマにならずに上手く混ざります。
……と言いたい所ですが実際にはエアブラシで吹ける位までシンナーで希釈した
クリアーならば粉のまま直接混ぜても上手く混ざりました。

このCCパールという物はマイカ粉末(つまりパール顔料)の1粒1粒がブルーで塗装された
ものでして、Vカラーに混ぜると塗装が落ちてマイカ粉末とクリアブルーに分離しますが、
塗装結果には問題がないので気にしない。

それと今回塗ってみて分かった事ですが

パール顔料はかなり少量で効果がある、非常に隠ぺい力の強い顔料なので
このようなセットで買ったほうが多様な色が割安に手に入ると思います。
単品より容量が少ないのですが今回塗ったブルーラインに使ったパール顔料は耳かき2杯分くらいなので余裕で間に合います。



後はマスキングしてエアブラシで塗装します。パール層を塗る前にあらかじめ
アウタスキン全体をVカラーのクリアーで塗装してあります。
器用な人なら一発でマスキング出来るかもしれませんが、このように部分部分に
分けて塗装した方が面倒だけど確実でしょう。

肩の部分は立体的な塗り分けになるので細ーく切ったマスキングテープでぐるっと
巻いてマスキングします。



アウタスキンにマスキングテープを貼ると剥がれ易いので小まめに
押さえながらエアブラシで塗ってください、ついこのようにハミ出してしまいます。
まぁ、多少の失敗はドンマイドンマイ気にしない。

襟巻きパーツはカーブのきついマスキングが多いのでこのように自作コンパスカッターを
使いましたが……


普通はこんな物を持ってないのでコチラの

オルファ製の円切りカッターを使ってください。

そんなこんなでマスキングしては塗装してを地道に続けます。



塗装が終わったらアウタスキンの不要部分を切り取ります。


ちなみに胸元とソデ部分の四角部分にはコレ

HGパールのラセットを使い、

黒(アウタスキン地肌)の部分にもパール感が欲しかったのでコレ

イリオジンパール顔料の「シルバーパール粒度10-50μ」を
それぞれVカラークリアに混ぜてエアブラシで塗りました
シルバーパールはマスキングせずに全体に吹いてます。
最後の仕上にVカラークリアー(何も混ぜてない)を全体に吹いて塗装終了です。

塗装が全て終わってから不要部分を切り取ってます、上に切り取った後の
画像を載せているのでまぎわらしいですが。

結果的に塗装はこのようになりました

シルバーパールを全体に塗るのでカラーパールの塗膜層は意味が無かったかもしれません。
つまり普通の色で塗ってからシルバーパールを上掛けしても同じだったかも……

さて、こうしてアウタスキンの塗装、切り出しが終わったのですが・・・

エリ巻き部分が変形してるというか歪みが有ります。

さて、どうしたものかと思案しまして裏側に柔かい金属の薄板を貼り付けたら
上手く行くのでは無いかと思いつきました。

金属の薄板は鉛が有りますが(釣り用の板とか)鉛は体に悪いのでなるべく使いたくない。
それにMMS本体(特に顔)に付着して汚してしまう心配があります。そこで

コレです、世界堂という大きな画材屋さんでみつけた油絵具用の空チューブです。
材質が(おそらく)錫なので有害性の心配も無いと思います。
 

襟巻きパーツを裏返してマスキングテープを貼り、形をとります。


コレを空きチューブを開いた薄板に貼りハサミで切ります、柔かいから文房具用のハサミで充分切れるでしょう。

切れ味が悪くなるかもしれないので安いハサミの方が良いかも

両面テープに貼り付けて周囲の余分な両面テープをナイフで切り抜き


丸い物に押し当てて丸みをつけてから襟巻きパーツの裏側に貼り付けます

襟巻きよりも小さい円に丸めておくのがコツです。

このように形が整います


着せる時の工夫です

Vカラーパール塗装は曲げには強いですが強く伸ばすとさすがにダメージを受けると思いますので、
着せる時には矢印のビス3本を緩めて素体胸部を外し服の上下から素体を入れたほうが安心だと思います。

とまぁ、こんな感じで。金属板が多少重りになって落ち着きが良くなるようです
パール塗装するとメリハリのある造形が引き立ちます。


後姿



足の部分はウルトラマンぽくデザインしたと浅井真紀氏が言っておりました
イベント会場でコレを見せたら


襟巻き外してもいい感じです


これでお終い。外装も塗装して取り付けたらもっとカッコよくなるハズ
私は時間が無くて出来ませんでしたが、皆さんは頑張ってみてください。

おしまい

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