キャラホビ2007年2日目(8/19)に開催されたガレージキット初心者教室の文字だけレポートです。

私は参加せずに作の外で話だけ聞いていました。

参加者はweb上(studio recklessのサイト)で応募し抽選された30名と会場で先着順に受付けた

15人の45名くらいでした。

 メインの講師はレックレス主宰の小松原博之氏、アシスタントとしてモデラーの大越友恵女史、

他にレックレスで活動されているモデラーの方々が補助の講師として参加者に個別の指導をしていました。

教材としてレジン製の1/100Hi-νガンダムの頭部が使用され、湯口、パーティングラインの処理、

気泡埋め、サーフェイサーの吹き方までをレクチャーされていました。

 以下は小松原氏の講義のポイントを箇条書きにしたものです。

○小松原氏は湯口をニッパーで切るとき無造作にパーツぎりぎりで切り取り、穴や傷が出来たら

埋めて仕上る。

○表面処理した部分はサフを吹く前に光にかざして状態をよく確認する。

○使用するペーパー(耐水紙ヤスり)は#400,600,800,1000。場合によっては#240,320,1200も使う。

○小松原氏は瞬間接着剤の硬化剤はニオイが嫌いなので使わない、気泡や隙間を埋めるときは

瞬着を塗ってうえからポリパテの粉をふり掛けて固める。

○補助の講師さん達は気泡埋めにポリパテを使ったり埋め方が色々と違う。

○小松原氏はスジ彫りにデザインナイフを使い、冶具や定規を使わずフリーハンド。

○デザインナイフの刃は小まめに替えているので、工作時に無理な力を掛けない、ナイフで怪我を

するのは10年に1度くらい。

○小松原氏は近くに模型屋が無いのでホームセンターで車用のポリパテやサーフェーサーを買って

使っている(ソフト99サフ?)。

○缶スプレーのサフを吹く時は塗る対象物に10センチ位まで近づけて、吹き初めと吹き終わりを

十分に離す(吹いている途中の真ん中、一番粒子が安定している部分のみ対象物に当てる)。

○缶スプレーは吹いている内に冷えて圧力が下がるので3本くらいローテーションさせると効率的。

○サーフェーサーの塗膜はなるべく薄く、吹きすぎない。下地が十分に出来ていればサフを吹いた

面は綺麗になっているのでさらにペーパー掛けをする事はない。

○白や明るい色で塗りたい時はWAVEのHGホワイトを使うと楽(隠蔽力が強い)。

 

講師の一人がサフ吹きの実演をしていました(主催者、会場管理者の許可の元)。

νガンダムの頭部に持ち手としてプラ棒を取り付け、吹く、時間にして6,7秒ほどか?

シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、

と角度や方向を変えて、対象物との距離は10センチ未満。

スプレーで塗るというよりは小さいハタキで対象物をあらゆる方向からハタキまくる感じでした。

外から聞き取れた範囲では以上です。

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